見知らぬ女性が

筆おろし??

感動の物語

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- ミーちゃん -

清水理子(しみずりこ)

今日はお休みだったのでゆっくり寝てたよ〜
あと、アビスリウムというアプリを
始めました🐬( '-' 🐬 )
はやくイルカ来ないかな〜〜

えっ!!

見知らぬ女性

筆おろし??

感動の物語

【広 告】

女「筆おろししてあげよっか?」

青年「ありがとうございます!」

見知らぬ女性が「筆おろし」??
 どうなってしまうのか?

青年(僕は修行中の筆職人……)

青年(なんとか一本完成させたけど、僕の筆を使ってくれる人なんていないだろうな)

女「あらあなた、いい筆持ってるね。それまだ使ってないでしょ」

青年「あ、はい……」

女「よかったら、筆おろししてあげよっか?」

青年(筆おろし……新しい筆を初めて用いることだ)

青年「いいんですか、ありがとうございます!」

女「じゃあ、この紙で……」





青年(なにを書くんだろう?)

女「うーん、そうだなぁ……」

女「決めた」サラサラッ

青年「!」

青年(なんて綺麗な字を書く人だ……!)

女「できた!」











青年「これは……」

女「“伏竜鳳雛(ふくりょうほうすう)”、まだ世に出てない大人物や有望な若者を指す言葉よ」

女「つまり、君のこと」

青年「え……」

女「この筆、君が作ったんでしょ? とってもよく出来てたわ」

女「これからも頑張ってね」

青年「は……はいっ!」

父「よいか、毛は筆の命だ」

父「目と指でよりよい毛を選び抜くところから、筆作りは始まっているのだ」

父「この毛の選別は経験だけがものをいう。ひたすら研鑽を積み、感覚を養わねばならん」

青年「はいっ!」

父「……ん? どうした、今日はやけに気合が入ってるな」

青年「実は……」




父「その娘はおそらく、今話題の女性書道家であろう」

父「ほら、雑誌にも出てる」

青年「あっ、この人だ! 知らなかったとは恥ずかしい……」

父「そのような人に褒めてもらえるとは、お前も少しは上達したようだな」

父「だが、ワシからすればまだまだ未熟。修行を怠ってはならぬぞ!」

父「筆の道は長く険しいのだからな! ワシですら道の途中にある!」

青年「はいっ!」

青年(あの人が、この近くで一日書道教室をやると聞いて、見に来てしまった)

ワイワイ…

青年(たくさん人がいる……やっぱり人気なんだな)

係員「参加される方ですか。こちらへどうぞ」

青年「あ……すいません」



司会者「お待たせしました、まもなく書道教室を開催いたします」

女「どうもこんにちはー!」

女「本日、一日講師を務めさせて頂きます! これを機に、ぜひ書道に興味を持って下さいね!」

パチパチパチパチパチ…




少女「これはどうですか?」

女「うん、よく書けてるね。だけど、ここはちゃんとハネないとね」

少女「あ、そっかー!」



学生「どうですか?」

女「ちょっと墨をつけすぎかな。ほら、にじんで形が崩れちゃってる」

学生「しまったなー」




女「あら!」

青年「こ、こんにちは」

女「来てくれたんだ。嬉しいよ」

青年「あ、いや、ハハ……」

青年「すごいですね。こんなに大勢があなたの教室に集まって」

女「おかげさまでねー」

女「これで、もっと書道に親しみを持つ人が増えてくれるといいんだけど」




女「ああ、それとね。この間の筆は本当によかったよ」

青年「ありがとうございます、嬉しいです!」

青年「まだまだ修行中の身ですけど、励みになりますよ」

女「書道は厳しいけど、筆職人の道も厳しいみたいだね」

女「よかったらまた会えない? 筆職人の人と会うチャンスなんて滅多にないし」

青年「是非!」

【広 告】

野菜…
もっと食べたい
でも
 忙しくて…

えっ?なにこれは!!

電子レンジで1分20秒

食べた後は

そのまま捨てれる??

これなら イケるわ!!

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野菜をMotto!!


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書道家「……」




書道家(なぜだ……)

書道家(なぜ、あんな小娘の教室の方が、私の教室より盛況なんだ……)

書道家(納得いかん!)

書道家(私の方が実力もキャリアも知名度も、遥かに上のはずなのに!)

書道家(アイドルじみた人気で、皆の注目を勝ち取るなどという汚い真似をしおって……)

書道家(あの女の存在は書道への冒涜に他ならん!)

書道家(このままではすまさんぞ……!)




女「お待たせー」

青年「ど、どうも……」

女「どこ行く?」

青年「じゃあ、一緒に色んな書道道具を見て回りませんか」

女「さんせー!」




女「わっ、この文鎮おしゃれー!」

青年「今は色んな文鎮があるんですね」



女「和紙のザラザラ感はクセになるよね~」サワサワ

青年「分かります分かります」サワサワ



青年「これ……僕の父さんが作った筆です」

女「すごい出来栄え……。龍のお父さんはやっぱり龍なんだね」








女「今日は楽しかったー」

青年「僕もですよ」

女「ところで、今日君を誘ったのはデートしたかっただけじゃないの」

青年「え?」

女「今度私、大勢の前で“未来への一筆”っていうイベントをやるんだけど……」

青年「未来への……すごいですね」

女「そのイベントに、あなたの筆を使いたいの」

青年「ええっ!?」




青年「そんな……僕なんかまだまだ未熟で……」

青年「それなら父さんの筆を使った方が……」

女「未熟っていうなら、私だってまだまだ未熟だよ」

女「それに未熟な筆を使ってこそ、より希望に満ちた“未来への一筆”が書けると思うんだ」

女「私は今の自分を、あなたの筆で表現したい」

女「ダメ、かな?」

青年「……」




青年「分かりました」

青年「僕、あなたのために精一杯筆を作ります! 持てる力の限りを尽くして!」

女「お願いね!」



――――

――

青年(筆作りは“選毛”から始まる……)

青年(作る筆に合わせ、必要な毛を選んでいく)

青年(選んだ毛は煮込んで柔らかくした後、完全に乾燥させる)

青年(これらの毛はまっすぐにするため“毛もみ”をし、さらに火のし(アイロン)をすることで)

青年(毛のクセと油分を取り除く……)

青年(手もみが終われば“毛寄せ”だ。悪い毛を取り除き、毛を綺麗に揃えていく)




青年(綺麗に揃えた毛は、クシですき、もつれている毛を平たく整える)

青年(筆の穂の長さに合わせて、ハサミで毛を“寸切り”する)

青年(出来具合を確認したら、“練り混ぜ”の工程に移る)

青年(練り混ぜることで、毛を均一に混ぜ合わせることができる)

青年(そして“芯立て”、穂がバラバラにならないよう毛をのりづけする)




青年(“芯立て”が終わり乾燥させたら、この芯毛の上に化粧毛という綺麗な毛を被せる)

青年(“上毛着せ”が終わったら、“お締め”だ)

青年(穂の根元を焼きゴテで焼いて、麻糸で強く締めつける)

青年(仕上げは筆軸の内部を小刀でえぐり、穂を取り付ける)

青年(そして未熟ながら僕が作った筆だと銘を印したら……)



父(ふむ……熱心にやっておる)




青年「……出来た!」

青年(なんとか女さんの書道イベントに間に合った!)

青年(明日は直接この手で届けに行こう!)



父(よくやったぞ……息子よ)

次の日――

青年(この駅で降りれば、イベント会場はもうすぐだ)

青年(ここからは歩いて……)

DQN「待ちな」

青年「な、なんですか?」

DQN「見て分からねえか? お前に絡んでんだよ」

青年「お金ですか? 分かりました、少しならあるから……」

DQN「いや、金なんかいらねえ。欲しいのはその筆さ」

青年「!」




青年「なんで……? いっとくけどこの筆になんの価値もないぞ。売ったって二束三文だ」

DQN「いいからよこせよ。大人しくよこせば、なにもしねえからよ」

青年「こ、これはダメだ! 絶対渡さない!」

DQN「ふうん……」

DQN「だったら……手荒になるぜ!」




司会者「まもなく、女さんによる“未来への一筆”が披露されます!」

司会者「準備はよろしいですか?」

女「ええと、それがまだ……」

書道家「……」

書道家(届くわけがない)

書道家(お前に筆を届けようとしてる若者は、今頃私の雇ったチンピラに……)




バキッ!

青年「ぐあっ……!」ドサッ

DQN「オラ、とっとと筆よこせや! それで仕事は終わりなんだからよ!」

青年「……絶対ダメだ!」

DQN「あー、そうかいそうかい。だったらしかたねえな」

DQN「トドメ刺してやる……!」



「待ちたまえ」

青年「……!?」

DQN「だ、誰だてめえ!」

筆マン「私は正義の味方・筆マン!」ビシッ!

筆マン「……とあっ!」バッ

スタッ

DQN「筆マン……!?」

筆マン「筆を狙う悪党め、成敗してくれるわ!」




DQN「なにが成敗だ、この変質者がッ!」ブウンッ

筆マン「おっと」スッ…

DQN(筆でパンチを逸らした!?)

筆マン「必殺……フデスラァァァァァッシュ!!!」コチョコチョコチョコチョコチョ…

DQN「あ……あひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ!!!」

DQN「やめっ……やめれっ! やめれえええええっ!!!」

DQN「あふぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅっ!!!」








DQN「……」ガクッ

筆マン「悪は滅びた!」

筆マン「さあ、すぐに会場に向かいなさい! まだ間に合うはずだ!」

青年「ありがとう、父さん!」

筆マン「な……なにをいっている!? 私は筆マンだ! お前の父親などではないっ!」

青年「ごめん! ありがとう、筆マン!」タタタッ

筆マン「……」

筆マン(念のため、様子を見にきていてよかった)

ザワザワ…

司会者「筆が……ないんですか!?」

女「は、はい……すみません!」

司会者「仕方ありませんね……。でしたら、他の筆で……」

女「ダメなんです! 他の筆じゃダメなんです! もう少し待って下さい!」

司会者「うーん、しかし……。スケジュールが……」

書道家(この女の性格から、こうなることは分かっていた)

書道家(集まった客たちもイライラし出している……これで評判はガタ落ちだな)





青年「お待たせしました!!!」




書道家「な……!?」

青年「すいません、遅刻しまして……」

女「ううん、大丈夫だよ」

司会者「えぇと……皆さま、大変お待たせいたしました!」

司会者「それでは女さんによる、“未来への一筆”を披露して頂きましょう!」

女「分かりました!」

青年「受け取って下さい」

女「……ありがと」




女(この筆……ものすごくしっくりくる……)

女(私、今までで最高の文字を書ける!)サラサラッ

女「できました!」








オオッ…




司会者「“飛翔”……この字には、どのような想いを込めたのでしょうか?」

女「今、世の中は……みんな苦しい状況に立たされています」

女「だけど、ここを乗り越えれば、必ず私たちみんなが再び羽ばたける時が来る!」

女「そういう願いを込めて……書きました」

パチパチパチパチパチ…

書道家「……」

書道家(なんという美しい文字だ……。まるで、文字自身が今にも羽ばたきそうな躍動感……)

書道家(私は、なんということを……。二つの才能を潰そうとしてしまっていた……)

書道家(筆を……折ろう……)





司会者「あなたは筆職人さんですか?」

青年「は、はい、そうです! ま、まだ見習い、ですけど……」

司会者「お若いのにすごいですねえ。なぜ筆職人を志したんですか?」

青年「えと……父を、尊敬していた、ので……」

司会者「ほぉー、お父さんも筆職人なんですか」

オォー… スゲー…



父(まったく……せっかくの晴れ舞台なのにあがってしまいおって)

父(だが、よくやったぞ)




司会者「お二人の今後の目標は?」

青年(えぇと、もっといい筆を作って……)

青年「お、女さんに……筆おろししてもらいます!」

女「私も最高の筆おろしをしたいです!」

司会者「え!?」



父(あいつら二人とも、筆おろしの“もう一つの意味”を知らんのかい!)







~END~



- ミーちゃん -

うわぁ、すごくいい話だね!

私も誰かの筆おろししてあげたいなー



-クロミーちゃん-


ちょ、ちょっと、そういうこと、大きな声で言わないの!



- ミーちゃん -


えっ、なんで?

なんで? なんでー?




-クロミーちゃん-


あんた、ほんとは分かってて言ってるでしょ!

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 未女子日女(みめこひめ)という女性によって
 生み出されました。

 ネットでは知る人ぞ知る、愛と幸せの妖精です。

 ○ この話題について
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