○ エピローグ
  戦いが終わり、そして・・・

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エピロ
ポン
と響く水
の音
正確には
あた
たかなお湯の音
と美
也子は
ぶくぶくぶく
と鼻のすぐ下までお湯
の中につか
顔をもたげ
口を上
へと出し
ふひ
ばし
と両手で
湯ぶねからお湯をすく
顔にかけた
ポン
と響くお湯の
ふう
ぱりお風呂が一番よね
自宅の浴室
湯ぶね
の中
美也子は山の中から
自宅へともどり
家族
と夕食をすませると
そく誰よりも先に
お風呂へとはい
あれだけ駆け回れば
それなりに疲れる
疲れをとるには
ぱりお風呂が一番
頭にタオルを巻いて
浴槽の中に
ぼん
とた
め息の一つも出てしま
ふわ
と湯気が立ち
こめる
最高
美也子は一人
くす
と笑
極楽
極楽
と左腕をのば
右手で
ぱし
とお湯をかける
と目をこらす
やだな
二の腕ふ
とくな
てないかな
くすくす
くすくす
と笑
浴槽のふちに頭をの
湯ぶねの中でふわ
と体を伸ばした
極楽
極楽
美也ち
と脱衣
所の方から声が聞こえ
と顔をち
こんと横に向けると
すりガラスの向こうに
母親の影が見える
なに
ママ
着替えとバスタオル
ここにおいとくわね
あなたお風呂
ほんと
長いんだから
ほどほ
どになさいね
それと
奈奈がお姉ち
んとい
にお風呂はいり
たい
て言
てるけど
どうする
美也子はち
と考
今日はだめ
あら
つめたいお姉
さんね
美也子は笑
今日はね
疲れたから
なによ
母親がくす
と笑
ているのが分か
あなた
家で留守番
してただけじ
ない
んん
美也子は顔をもとへ
と戻し
天井を見上げ
まあね
この年
になると
いろいろと
あるのよ
いろいろ
てなに
まあ
いろいろと
いろいろ
とね
世界に愛と幸せ
の宝石をふりまいたり
とか
母親は
くすくす
くすくす
と笑
てい
なに言
てるのよ
テレビの見すぎよ
いいわ
奈奈にはそう
とく
とにかくね
着替えとバスタオル置
いといたから
ほどほ
どに出なさいね
美也子は答えた
ありがとう
ママ
ええ
くすくす
くすくす
と笑いながら
母親は
脱衣所から出て行
廊下へと出る扉が閉
まる
ぱたん
という
音が聞こえた
ふたたび
浴室は
と静まり返る
美也子は
ぱし
とお湯を顔にかけた
ポン
と湯ぶねが音
をたてる
美也子は吐息をもら
ふと思い出し
顔を
もたげた
浴槽の左の
ふちに置いておいたキ
ンデ
へと目を向
けた
あの小学校の男の子
がくれたキ
ンデ
手を伸ばし
ンデ
を手に取
少し考え
包装をき
と解き
中の青
い透き通
た色のキ
ンデ
を口にいれた
舌の上でころがすと
すぐにふわ
とした甘
さが口の中にひろがる
ふたたび浴槽のふち
に頭をのせ
と目
を閉じた
ポン
と湯ぶね
が音をたてる
口の中にひろがる心
地よい甘さ
おいしい
美也子は思
お姉ち
あり
がとう
また来てね
男の子の言葉が頭に
よみがえる
わあ
わあ
とした子供たちの歓声
すご
こいい
お姉ち
んたち
ありがとう
まじかるエンジ
まじかるエンジ
まじかるエンジ
まじかるエンジ
美也子は
息をついた
目はじ
と閉じたまま
まじかるエンジ
まあ
ほんとは
静かにしてる
方が好きなんだけどね
静かに
ふつう
の女子中学生らしい生
活をしている方がいい
んだけど
ふつうの女子中学生
らしい生活
ふつうの女学生ライ
友達と恋や占いの話
をしたり
学校の帰り
にケ
キ屋さんによ
ズケ
キや
オレンジタルトを食べ
たり
レモンテ
んだり
休みの日には
はや
りのアクセサリ
を探
して
友達とお出かけ
テストの結果にやき
もきして
ラブレタ
書いたり
と息をついた
まじかるエンジ
お姉ち
あり
がとう
また来てね
くす
と笑
くすくす
くすくす
と笑
にきらめきをふ
りまく
心をきれいにする
愛と
幸せの
まじかるエン
ルズ
一番の人気は
のミ
フテ
とかすかな笑み
が浮かんだ
胸をゆ
くりと上下
させ
と息を
ついた
湯ぶねの中で
と手をのばし
をのばした
ふわ
とお湯の中に
体が浮かぶ
うん
まるで
まるで
あたたかな
お湯の中に体がとけこ
んでいくよう
ぷり
ぷりんて
ぷりん
ぷりん
ぷりんて
極楽
極楽
美也子はふわふわと
湯ぶねに浮かんでいる
と息をついた
ぷりん
ぷりん
ぷりんて
ぷりぷり
ぷりぷり
ぷりんて
ぷり
美也子は
とし
て目を開いた
顔をもたげる
さか
ぷり
ぷりんて
ぷりん
ぷりん
ぷりんて
ぷりぷり
ぷりぷり
ぷりんて
ぷり
ぷりんて
美也子は
がば
上体を起こした
ざば
ざばば
とお湯
が浴槽からあふれ出る
さか
トトプト
美也子ち
聞こえる
それ
は直接
美也
子の頭の中に響いてく
場所の制約を越えて
距離の制約を越えて
心と心を
言葉と言葉
を通い合わせることが
できる
ぷりんて
の特殊能力
もうよく知
ている
能力
シンパシ
共鳴能
待ちなさい
トトプト
いま
美也子ち
大変なんだ
トトプトの声が響く
トトプトは
美也子
の言うことなど
とも
ぜんぜん
たく聞いていない
ただ
ただ
状況を
伝えるのに
必死
一生懸命
そのほかのことなん
ぜんぜん
たく
頭にはい
いない
言葉が続いた
たいへんなんだ
いまね
杖をついた
おばあち
んが
柄のわるい
男の人たちに
からまれてて
急いで
時間がないんだ
トトプト
強制転移準備
あああああああ
あああああ
美也子は
と浴
槽から飛び出した
うそ
ガラ
とすり
ガラスの扉を開け
衣所へと飛び出した
あたふたと棚からバ
スタオルを取り
着替
えの下着と洋服を腕に
かかえた
美也子は
あわてて
バスタオルを体にまい
でも
できたのはそ
こまで
ゼロ
強制転移
ああああああ
とその場から美
也子の姿が消える
光ときらめきが行き
交う
まじかるロ
その中をバスタオル
一枚姿の美也子が
通り抜けていく
片腕に着替えの下着
と洋服をかかえながら
反対の手でバスタオ
ルの端を押さえながら
タオルの端が
ばさ
ばさ
ばさばさ
と揺
れている
トト
プトのばか
いやあ
美也子の声が
まじ
かるロ
ドに響き渡る
とさらに
さら
勢いが増していく
ほとんど泣き
そう
なに
まじかるエンジ
ルよ
いやあ
うぜ
たい
たい
やめるんだから
ほんとなんだから
バスタオル
取れち
いや
ドの出口が近づ
彼女の体は
ぱあ
としたま
白い光につつまれる
トトプトの
ばか
ばか
れち
取れち
私の
ふつう
女学生ライフ
愛と幸せの妖精
ぷりんて
まじかる☆
エンジ
ルズ
おしまい
または
または
ふふ
ふふふ
いまは三人
残りが三人
ふふ
いいだろう
てやる
六人の少女
全員が
そろうまで
てやろう
じつに
じつに
おもしろい
うふふ
ふふふふふふ
六人の少女
全員が
そろうまで
てやろう
六人の少女
全員が
そろうまで
てやろう
六人の少女
全員が
そろうまで
てやろう
六人の少女
全員が
そろうまで
てやろう
または
つづく