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ぷりんて
んと
遊ぼうよ
怪盗さん
ぽかぽかとあたたか
な陽射しが降りそそぐ
ある日のことです
クロミ
んはた
くさんの菜の花が咲く
丘の上で
ぼんやりと
ひなたぼ
こをしてい
ました
そういえば
怪盗さ
いまどうして
るのかな
クロミ
んはつ
ぶやきました
みなさんも経験があ
りませんか
ぼんやり
ぼんやり
と空を見上げているう
ちに
長く長く会
いない懐かしい誰かを
思い出す
そんな
すてきなことが
うどこの日のク
ロミ
んもそうで
した
お空にぽ
かり浮か
ぶ雲を眺めていると
だんだんとその雲の形
マスクとマントを
付けた
とあるぷりん
んの姿に見えてき
ました
怪盗さんともず
てないな
クロミ
んはつ
ぶやきます
最後に会
たのはい
つだ
たかな
いま
どうしてるかな
いまはどこにいるのか
クロミ
んは菜
の花を手に
もの思い
にふけ
ていました
するとそのときです
ただいま
クロミ
突然
突然
木のかげから
声がしました
と思
クロミ
んが眺め
ると
そこには
そう
そうです
こには
いまクロミ
んがぼんやりと思
い出していたぷりんて
ぷりんて
んの怪盗
さんが顔をのぞかせて
いたのです
わあ
クロミ
んは思
わず声を上げました
本当に怪盗さん
くり
会いたか
たわ
いつ戻
てきた
たいまだよ
ロミ
んがボクの
ことを呼ぶ声が聞こえ
たよ
わあ
すごい嬉しい
とお昼寝をしていた猫
もび
くりして
飛び
起きます
怪盗さん
ままで
どこでなにを
していたの
クロミ
んはた
ずねました
ところで
なさん
怪盗さん
なんて
と変わ
た名前
ですよね
怪盗
というこ
とは泥棒さん
悪いことをするぷり
んて
んなのでし
いえいえ
違います
実はま
たく逆なの
です
あのね
クロミ
ボクの仕事は世
界中を巡
中にある悪い心を盗み
出すことなんだよ
怪盗さんは言いまし
だから地球上の悪い
心をさがして
あちこ
ちを飛び回
ていたん
悪い心をとりのぞい
てあげると
心が軽く
みんな毎日を
楽しく
平和に暮らせ
るからね
ボクに与えられた大
切な仕事なんだ
わあ
そうなんだ
クロミ
んは怪
盗さんにまた会えた嬉
しさと懐かしさで
なことを次から次へ
と質問しました
怪盗さんはに
こり
と笑
答えます
悪い心はいつでも
どこにでもい
ぱいあ
るんだよ
油断してる
すぐに新しく生ま
れてきち
うしね
だからボクはクロミ
んのところに帰
てくる時間がなか
たんだよ
地球を何周
も何周もして
たくさ
んの人の心から悪い心
を取りのぞいてきたん
それでや
といま一
休み
と疲れた
ので
クロミ
に会いたくて
きたんだよ
わあ
地球をぐるぐ
る回
てたんだ
いい
ことをたくさんしてき
たのね
それじ
しいこともい
ぱいあ
たのね
違うよ
みんなの心から悪い
心を盗み出すのは
変な仕事なんだよ
しいこともあ
たけど
大変なことの方が多か
たんだ
怪盗さんは地球のさ
まざまな場所で経験し
たことをクロミ
んに話しました
ときには猛獣に追い
かけられたり
崖に落ちたとき
さんに助けてもら
海でおぼれそうにな
たときには
イルカ
さんの背中に乗せても
らいました
砂漠で倒れてしま
たこともあります
それは
もうもう
聞いているだけでも
大変な大変な大冒険で
クロミ
んは冒
険の話を聞くたびに
はらはら
わあ
そんなこと
もあ
たんだ
本当に
大変だ
たんだね
うん
でもね
怪盗さんは言いまし
それがボクの仕事だ
からね
いろいろ危険
な目にも遭
たけれど
の悪い心を盗んで
みんなにい
ぱい感謝
もされたんだよ
クロミ
んは
うんうん
とうなずき
ました
それはす
ばらしいことだよね
そうは言
たものの
多くのつらい思いをし
みんなのために頑
ている怪盗さんの
ことを思い
クロミ
んは少し涙ぐんで
しまいました
それで
クロミ
んは
最近どんなこ
とがあ
たの
怪盗さんはたずねま
うん
私はね
二人は時が経つのも
忘れて
お互いのこと
を話しました
さて
の心から
悪い心を盗み出すのが
お仕事の怪盗さん
しばらくクロミ
んのもとにいるよう
です
でも
そのお話はま
た次回ね
続きます