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ぷりんてぃ
んと.
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遊ぼうよ!
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第1
9
話.
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ハイキング.
さて、
前回、
人々
の悪い心を盗む怪盗さん
     と再会したクロミ
     ︱
ちゃ
ん。
.
いっ
ぱい、
いっ
ぱい、
お互いのことをおし
     ゃ
べりしました
。
.
そして、
そんなお話もひと段落したところ
     で
     、
クロミ︱
ちゃ
んは言いました
。
﹁
ねっ
、
怪盗さん、
ミ︱
ちゃ
んも怪盗さんに会いたが
     っ
てたよ。
ねっ
、
ミ︱
のところにいまから行こう
﹂
﹁
うん!
.
うん、
そうだね
     
     !
﹂
.
と、
怪盗さんは答えます
。
 
 
﹁
ミ︱
ちゃ
ん、
お久しぶり
     
     ﹂
﹁
わぁ
、
怪盗さん!
﹂
.
怪盗さんとクロミ︱
ち
     ゃ
んがミ︱
ちゃ
んのお家に遊びにいくと
     、
ミ
     ︱
ちゃ
んはもうもう両手を広げて
     、
大喜びです
。
﹁
うわぁ
︱
!
.
怪盗さん
     !
.
帰っ
てきたのね!
うれしい
︱
!
.
このあいだカイト︱
さんの夢を見たのよ
     。
だから近いうちに必ず
     会えると信じていたわ
     。
ほんとに
     、
ほんとにうれしい
︱
!
﹂
.
お互いに手を取り合っ
て、
最後には抱きあっ
て、
﹁
わあい﹂
と再会を喜び合いました
。
.
ミ︱
ちゃ
んはニコニコ笑
     っ
て、
クロミ︱
ちゃ
んを振り返り、
﹁
ねっ
、
せっ
かく怪盗さんと再会できたんだ
     から
     、
記念にみんなでハイキングに行こうよ
     
!
﹂
﹁
うん、
いいね!
﹂
.
クロミ︱
ちゃ
んは答えます
。
﹁
そうだ!
.
し︱
まちゃ
んも誘おう!
﹂
﹁
あっ
、
そうだね!
.
誘おう
!
.
誘おう!
﹂
.
というわけで、
次のお休みの日
     、
みんなで近くの山にハイキング
     に行くことになりまし
     た
。
.
怪盗さんもうれしくて
     、
うれしくて、
ニコニコです
     
     。
﹁
わぁ
、
ほんと!
.
すごい
!
.
楽しみだな︱
﹂
 
 
﹁
♪
.
ヤッ
ホ︱
、
ヤッ
ホ
     ︱
、
お山をめざして、
進め
、
進め.
♪﹂
.
次のお休みの日。
.
ほら、
見てください。
.
お天気にもめぐまれて
     、
最高のハイキング日和
。
.
みんなで声をそろえて
、
山道を行進です。
﹁
♪
.
元気に一歩っ
歩、
笑顔で一歩
     
     っ
歩。
.
足なみそろえて、
ヤッ
ホッ
ホ、
一歩っ
歩。
.
心をそろえて、
ヤッ
ホ
     
     ッ
ホ、
一歩っ
歩。
.
みんなでヤッ
ホッ
ホ、
楽しく一歩
っ
歩.
♪
﹂
﹁
さあ、
いくぞ、
いくぞ
     
     
     、
山頂までもう少し!
﹂
.
ミ︱
ちゃ
んは言いました
。
﹁
もう少し、
もう少し!
﹂
.
クロミ︱
ちゃ
んも答えます
。
﹁
みんなでハイキング、
楽しいな
     
     ﹂
.
し︱
まちゃ
んも声を合わせて
、
行進です。
﹁
う︱
ん、
ちょ
っ
と疲れたわ
     
     ︱
﹂
.
ぷりんてぃ
んのマダムはつぶやきます
。
.
でも、
し︱
まちゃ
んが嬉しそうにしている
     のを見て
     、
疲れもどこかにい
     
     っ
てしまいます。
﹁
まっ
、
もう少しね。
がんばりまし
ょ
う﹂
﹁
みんなでハイキング、
すごく楽しい
     
     !
﹂
.
怪盗さんは言いました
。
.
この日の主役は怪盗さん
。
.
やっ
ぱり怪盗さんが一番
     
、
楽しそうですね!
 
 
﹁
わぁ
、
おいしそう︱
﹂
﹁
上手に炊けるかな︱
?
﹂
.
山頂へと到着すると、
さ
     っ
そくみんなでテントを張
     っ
て、
後はご飯の準備です
。
.
ミ︱
ちゃ
んはタキギ集めの係
。
.
クロミ︱
ちゃ
んはご飯の係
。
.
し︱
まちゃ
んは火の係です
。
.
みんなで手分けをして
     、
ご飯の準備を進めます
。
﹁
♪
.
燃えろよ、
燃えろ
、
火の精、
踊れ。
.
明るく、
赤く、
舞い踊れ
。
.
天地を照らし、
火の精
、
踊れ.
♪
﹂
.
ぐつぐつ、
ぐつぐつと
     、
だんだんとご飯が炊けてきます
。
.
マダムと怪盗さんは、
﹁
早くご飯が食べたいね
︱
﹂
.
・
・
と、
ワクワクです
。
.
.
.
☆.
.
.
.
.
.
☆.
☆.
.
.
☆.
.
.
.
.
.
.
☆ 
 
.
食事が終わる頃、
夜空には満天の星
     々
が輝き出しました
。
﹁
見て!
.
星がいっ
ぱいよ
!
﹂
﹁
あっ
!
.
流れ星!
﹂
﹁
あっ
ちにも!
﹂
﹁
消えないうちに早くお願いよ
!
﹂
.
みんなは流れ星にむか
     っ
て、
お願いごとを言いました
。
.
もちろん、
.
これからもみんなが仲よしでいられますよ
     うに
、
っ
て。
.
キラッ
♪ .
キラッ
♪ キラッ
♪.
星々
が奏でるセレナ︱
デが聞こえてきます。
.
キラッ
♪ .
キラッ
♪ キラッ
♪﹁
さあ、
もうお休みの時間ですよ
     
     。
.
いい夢がみれますからね
     
     。
.
お休みなさい︱
!
﹂
.
まるで、
星々
がそう語りかけているようで
     す
。
.
静かな、
.
でも、
楽しい、
楽しい時間が過ぎていきま
     す
。
.
みなさんも夜空を見上げるときには
     、
星々
になにかをお願いして
     みてください
。
.
きっ
と願いはかないますよ
。
.
きっ
と星々
はあなたの願いにこたえてくれ
     ます
。
.
キラッ
♪ .
キラッ
♪ キラッ
♪.
・
・
っ
て、
ねっ
、
こんなふうに
。
 

 
 










