.
ぷりんてぃ
んと.
.
.
.
.
遊ぼうよ!
.
第2話.
.
クロミ︱
ちゃ
ん.
さて、
さて、
ところ変わ
     っ
て、
ここはとある野原
。
.
おや?
.
誰かかわいい女の子がお昼寝をし
     ていますよ
。
.
この子はだぁ
れ?
.
そう、
この子はクロミ
     
     ︱
ちゃ
んといいます。
.
ファ
ンタジアランドのと
     っ
てもおしゃ
まな女の子です
。
.
クロミ︱
ちゃ
んがグ︱
グ︱
、
ス︱
ス︱
、
お昼寝をしています
     
     
     
     。
.
気持ちよさそうですね
。
.
お日さまも、
雲さんも
     、
ニコニコ、
にっ
こり
     、
見守っ
てくれています
。
.
・
・
・
・
・
・
.
・
・
・
.
ん?
.
あれ?
.
すると、
どこからともなく
     、
まっ
たく別の、
大きな大きな声が風に
     乗
     っ
て聞こえてきました
。
﹁
えい、
やあ。
.
.
いくわよ︱
﹂
﹁
負けないぞ!
﹂
﹁
ん︱
、
むにゃ
むにゃ
、
あれ
     ︱
?
.
あれっ
て、
ミ
     ︱
とぷりんてぃ
んたちじ
     
     
     ゃ
ない﹂
.
クロミ︱
ちゃ
んは目を開きました
。
.
声はさらに、
大きく、
大きく
     、
聞こえてきます
。
﹁
もう一度いくわよ︱
、
えい
     
     
     ︱
﹂
﹁
いそげ︱
、
ナイスキッ
ク!
﹂
﹁
ぼくの番だ︱
﹂
.
﹁
私が蹴るわよ︱
﹂
﹁
なによ︱
﹂
﹁
やっ
た︱
!
﹂
﹁
すごいぞ︱
﹂
.
そう、
皆さん、
もうお分かりですね
     
     
     。
.
聞こえてきた声は、
ミ
     ︱
ちゃ
んと、
ぷりんて
     ぃ
んたちがボ︱
ル遊びをしている声です
。
.
うれしい楽しい声を風さんがクロミ
     ︱
ちゃ
んの寝ているもとへと
     届けてくれたのです
。
.
みんな大はしゃ
ぎでボ
     ︱
ルを追いかけています
     
     
     。
.
走っ
ています。
﹁
みんな、
なにをしてるのかな
     
     
     ︱
?
﹂
.
クロミ︱
ちゃ
んは、
にぎやかな
     、
楽しい声がと
     っ
ても気になりました
。
.
そこで、
そおっ
と声のするほうに行
     っ
てみました
。
.
クロミ︱
ちゃ
んは木のかげから
     、
そっ
とみんなの様子を
     、
ながめています
。
﹁
ねぇ
、
ミ︱
、
なにをしているの
     
     
     ?
﹂
.
クロミ︱
ちゃ
んは、
もう一度
     、
たずねました
。
.
ミ︱
ちゃ
んは、
にっ
こり笑
     
     
     っ
て答えます。
﹁
あのね、
クロミ︱
、
いいところに来たね
     。
いまね
     、
ぷりんてぃ
んたちとボ
     ︱
ル遊びをしているの
     。
いっ
しょ
にやろうよ
﹂
.
ぷりんてぃ
んたちもみんな大喜びです
     
     
     。
﹁
そうだよ、
そうだよ、
大勢の方が楽しいもん
﹂
﹁
ねぇ
、
クロミ︱
ちゃ
ん
     、
いっ
しょ
にやろうよ
﹂
.
クロミ︱
ちゃ
んは、
ち
     ょ
っ
とためらっ
ています
     
     
     。
﹁
だっ
て・
・
・
だっ
て、
私
     、
やっ
たことないもん
﹂
.
ミ︱
ちゃ
んはニッ
コリです
     
     。
﹁
大丈夫だよ︱
、
いっ
し
     ょ
にやれば、
平気だよ
︱
﹂
﹁
そうだよ︱
、
最初は下手でも
     、
やっ
てれば、
上手になるよ
     
     
     ︱
﹂
.
ぷりんてぃ
んたちも口
々
に言います。
.
クロミ︱
ちゃ
んも、
やれたら楽しいな
     ︱
、
と思いました
。
.
さあ、
どうしましょ
う
     
     
     
     ?
.
どうしたら、
いいでし
ょ
う?
.
うん、
そうですね。
.
クロミ︱
ちゃ
んは、
思い切
     っ
て、
やっ
てみることにしました
。
.
最初はぎこちなかっ
たクロミ
     ︱
ちゃ
んですが
     、
すぐに上手になりました
。
.
ミ︱
ちゃ
んと、
ぷりんて
     ぃ
んたちは、
拍手か
     
     っ
さいです。
﹁
わぁ
、
上手、
上手﹂
.
﹁
すごいね!
﹂
﹁
がんばれ︱
!
﹂
﹁
わぁ
、
すご︱
い﹂
.
ぷりんてぃ
んたちが、
みんな
     、
みんな、
応援してくれています
。
﹁
もっ
と元気よく、
蹴っ
てよ︱
﹂
﹁
そのほうが楽しいよ︱
﹂
.
クロミ︱
ちゃ
んは、
もうち
     ょ
っ
と力を入れて蹴
     
     
     
     
     っ
てみました。
.
ポ、
ポ︱
ン。
.
ボ︱
ルはさっ
きよりも大きく飛びました
。
﹁
その調子、
その調子﹂
﹁
いいよ︱
﹂
.
クロミ︱
ちゃ
んはだんだんと楽しくな
     っ
てきました
     
     
     。
.
自信が出てきました。
.
もっ
と力いっ
ぱい蹴っ
てみました。
.
ポポポ、
.
.
ポォ
︱
︱
ン。
.
ボ︱
ルは勢いよく、
飛んで行きます
。
.
ぷりんてぃ
んたちは、
﹁
わぁ
︱
﹂
という歓声をあげて
     、
追いかけていきます
。
﹁
次はぼくだ︱
﹂
﹁
私よ︱
﹂
と追いかけていきます
。
﹁
わぁ
﹂
.
ミ︱
ちゃ
んも駆け出しました
。
.
クロミ︱
ちゃ
んも、
﹁
あっ
、
待っ
て︱
﹂
と言
     っ
て、
いっ
しょ
に追いかけていきます
。
.
あっ
ちへ、
こっ
ちへ、
ボ
     ︱
ルは飛んでいきます
     
     
     
     。
.
ポ︱
ン、
.
.
ポポポ、
ポ︱
ン。
.
楽しい歓声は風さんがお空高く届けます
     
     
     
     。
.
お日さまや、
雲さんにまで届けてくれます
。
.
みんな時間を忘れて、
ボ
     ︱
ル遊びを楽しみました
。
.
ねっ
、
みなさん、
みんなでやる
     っ
て楽しいですよね
     
     
     。
.
どんなことでも、
みんなでやると
     、
何倍も、
何倍も
     、
楽しいですよね
!
.
さて、
ミ︱
ちゃ
んとクロミ
     ︱
ちゃ
んは、
とっ
ても仲よしのお友達です
。
.
この二人と、
ぷりんて
     ぃ
んたちを中心に、
これから色
     々
な楽しいお話が展開していきま
     す
。
.
それがどんなお話かは
     ・
・
・
それは次回からの
、
お楽しみね!







